一週間が過ぎてしまいましたが、忘れないよう個人的に気になった作品を羅列していきます。
まず第一部オープニング作品でヤラれました。エストニアの学生達の作品“草上の朝食” はマネの絵画草上の朝食に至るまでの酔っぱらいの饗宴。(エリック・アルヌルム、ミケル・レーハ、マリ=リース・レバン、マリ・パッカース 2011年)
気になってちょっと調べたのですが彼らの師であるエストニアアニメ界の巨匠プリート・パルンも同じ草上の朝食を題材にしたアニメを80年代に 撮っていました。コチラもYoutubeでPriit Parnを検索すれば観られます。
続いて惹かれたのがスロヴァキアのマルティン・スノペク&イヴァーナ・ラウチコヴァ作 “THE LAST BUS”(2011年)被り物好きにはたまらないと思います。切ないお話でした。これDVDあったら欲しいなー。公式サイトは
第二部の2作品目トーマス・レノルドナー作"Sunny Afternoon”(2012年)はただおじさんが椅子に座るだけ&おじさんの歌で、陽気な実験映像というかかなりの衝撃でした。トーマス・レノルドナーさんの
SUNNY AFTERNOON - Trailer 1 (30 sec) from Thomas Renoldner on Vimeo.
そして本題の第三部、ブルース・ビックフォード爆音上映!どうかしてる粘土アニメーターとの認識だったのですが1作品目の「線画」アニメ “インヴァーション・レイヤー” もグネグネのビックフォード節でした。こちらは何年の作品なんだろう?
この作品の前の第二部最後に上映された “さよならミスター・クリスティー”(フィル・ムロイ 2010年)という作品が眠気のピークで第三部上映前の休憩でリアルゴールド2本入れて挑みました。
新作の “CAS'L''”(2010)も最近の作品とは思えないボケボケフィルムのような質感。オールナイト明け方最後の上映と相まってまるで悪夢のようでした。昔の作品と比べると弱冠物語り性のようなものも見えたり。総じてとても良いイベントでした。
オールナイトながら満席で今後どのような変態(メタモルフォーゼ)アニメを紹介してくれるのか、かなり楽しみです。
ついでに今回の上映作品ではないですが、他のビックフォード作品も。大好きなサックス奏者Skerik率いるCritters Bugginの「BROZO THE CLONE」こちらはビックフォードの「PROMETHEUS' GARDEN」が元になってます。
フランク・ザッパの1977年ハロウィーンライブの模様を収録した映画「Baby Snakes」動くビックフォードさんも写ってます。ビックフォード節に打ちのめされた原点だったりします。
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