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1/02/2020

新年のご挨拶(子年)

新年明けましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。

子年ということで昨年の東京装画賞に応募した課題図書のダニエル・キイス著『アルジャーノンに花束を』ダミーカバーを作ってみました。
ハヤカワ・SF・シリーズは短編版収録の『ヒューゴー賞傑作集 No.2』で、単行本は中編版のカバーになりました。単行本はオビも合わせて作り替えています。カバー→日本図書設計家協会、オビ→早川書房なのは特に意味は無いです。
明けて子年ということは意識せず、ただ好きな作品が課題図書だったということで2作品応募しましたが結果、趣味とはいえ2冊のカバーを作れたのは良かったのかも。即ち公募は箸にも棒にもかからなかったってことなんですが…

もう一点は大好きなスタニスワフ・レム著『泰平ヨンの未来学会議』のTシャツデザインのボツ案です。こちらも劇中に印象的な人間ネズミが登場します。

それでは本年も変わらずお付き合いいただければ幸いです。
僕はといえば初詣のおみくじで三年連続凶を引いて滅法凹んでおりますが、皆様にとって(僕自身にとっても)幸多き一年でありますように!

5/24/2019

"A CLOCKWORK ORANGE" BOOKCOVER


苦手意識の強いベジェ曲線の練習として戯れにトレースで諸々要素詰め込み『時計じかけのオレンジ』ブックカバー作ってみました。オマージュでもパロディでもインスパイアでもなく只のトレースなので完全個人使用の趣味の工作です。ベースの本は1971年刊行のハヤカワノベルズ版単行本。グラシン紙をかけたら古書の雰囲気増すかなとかね。

キューブリックとリンチ好きには是非とも行ってもらいたいCAFE:MONOCHROMEさんにて撮影
一緒に写ってるトートバッグはOUT OF PRINTのです

【ハヤカワノベルズ版】画/フィリップ・キャッスル
カバーアートはペンギンブックスにデザイナー・アートディレクターとして在籍していたデヴィッド・ぺラム(pinterest)による1972年刊行のペーパーバックの装画です。ポスタービジュアル等で使われているフィリップ・キャッスル(pinterest)によるエアブラシ画の使用をキューブリックから断られ、急遽数時間で描き上げたって話がめちゃくちゃカッコイイなって。(翌年にはキャッスルの装画になって、さらに翌年にはペラムに戻りってことみたいです…その後色んなパターンが出てるようで把握しきれません。)それとコチラの三段落目"The permanence and~“から始まる文章にはただただ憧れます。
宇宙と迷路の飛出す絵本。人体のも欲しい。


ぺラムと言えばポップアップブックも素晴らしいんですよねえ。でもって一緒に写ってるロアルド・ダールの『スイッチ・ビッチ(ペンギンブックス)もペラム作。このロアルド・ダールのシリーズ、何故かスイッチ・ビッチだけペラムでそうなった背景が気になります(他のはDerek Birdsall/Omnificによるデザインです pinterest)


トークショー翌日のTweet
閑話休題、タイトルロゴは檜垣紀六さんによる日本版のタイポをトレース。
キューブリックのチェックが入った各国のタイトルロゴの中では檜垣さんのデザインが一番だと思ってます。2年前の『描き文字のデザイン』刊行記念トークショーでの檜垣さんもお洒落で素敵でした。物心ついた頃から記憶に残ってるアレやコレや、檜垣さんが手掛けられた多くの洋画の邦題タイポや映画ポスター等、宣材デザインの全てをまとめた本があれば絶対買うんだけどなあ
。
【BB版】上部のコピーにキューブリックとかオーウェルとか
表4はバランタインブックスのタイポのみのペーパーバック表紙を模してみました。フォントはありあわせなので完コピではありません。
たねマン展の為に作った妄想ペーパーバックは紙ヤスリで物理エイジングしましたが、今回は自作剥がれ素材をphotoshopで合成してます。始めはパスで作ろう思ったけど上手く表現出来ず断念。
ついでに昨年の個展用に作ったハヤカワノベルズ版『宇宙のオデッセイ2001(2001年宇宙の旅)も
同じフォーマットで作り直してみました。
バージェスの旧宅で発見された続編の未完原稿『A Clockwork Condition』かなり気になります。出版されないかなあ。まずその前に完全版読まなきゃなんだけど。