6/26/2013

【Wood grain painting】木目を描くということ(発動編)

接触編から随分経ってしまいましたが手描き木目の簡単な実践方法の紹介です。 
こんな道具を使ってます。使い古しの刷毛はニスで束感を出してから不揃いに間引いています。この他にラッカースプレー、カラー二ス、ウレタンクリアー等のスプレーやミリペン、色鉛筆なんかも使います。

1】塗装の下地作り サンドペーパー で艶が無くなるまで擦りプライマーを吹きます。この時点で発色は気にしないのでプライマーはホワイト、グレー、クリアとどれでも構いません。素材に合ったものを吹きましょう。(写真左はデッキ、右は自転車用メットで進めていきます)
2】木目の下地作り 木目のベースとなる色を塗っていきます。薄い色に仕上げたい場合はタモ白のようなベージュかアイボリーに、ローズウッドやマホガニーのように濃い目の色に仕上げたい場合は黄色で塗ると発色が良いです。作例のデッキにはイエローオーカー1:ホワイト2、メットには黄色のラッカースプレーを塗っています。
3】木目描き(1) まずは薄めの色で木目を描きます。描き方は次の項で。
4】木目描き(2) 毛を間引いた刷毛を並行に動かし描いていきます。たまによれると雰囲気が出ます。あまり難しく考えずノリで描いて行きましょう。
5】木目描き(3) 強調したい部分や足りない部分は細い面相筆やコピック、色鉛筆等で描き足して行きます。デッキは実験的にスポルテッド杢(亀裂から侵入した水などによりカビて染まった木目)を描いてみました。まだまだ研究が必要です。
6】カラー二スによる着色 濃い色なら大概の失敗はごまかせます。
最終的には垂れ寸でクリアコートして研ぎ出します。
が、ここで大失敗…いつも使っていたクリアに使われている溶剤の組成が知らぬ間に変更されていたのか、デッキの塗装面がシワシワに!だましだまし研ぎ出し、更にクリアを厚く塗って事なきを得たと思ったらマスキングテープと一緒に盛大に剥がれ見るも無惨な姿になってしまいました…

みんな大好き洋画家”高橋由一”風鮭デッキの完全補修は諦め剥がれを生かしたまま仕上げました。塗膜が弱いので乗れない観賞用デッキになってしまいました。日々実験・勉強だなぁ

木目ットはこんな感じに。昨年のナイトペダルクルージング ハロウィンライド用に作った木目調ベネチアンマスクをジャンパーホックで取り外し出来るように付けてみました。下段のモトメットはまた別の方法で木目を描いています。

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